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オードリー・ヘップバーンが主役ホリーを演じた「ティファニーで朝食を」が
公開されたのが1961年。
当時の日本ではティファニーを知る人が少なく、この映画のタイトルからレストランや
ホテルと思いこんだ人が多かったという。
1972年に銀座三越に出店、96年には同じく銀座に直営店がオープン。
今や宝石店ティファニーの名は日本のすみずみまで広く知られるようになった。
創業は1837年、ニューヨークのブロードウェイに文房具とファンシー・グッズの店として
オープン。
当時としては革新的な、掛け値なしの価格設定で、話題を呼んだ。
同年、後にティファニー・ブルーとして知られるようになったパッケージを発表。
このブルーは現在もショッピング・バッグ、箱、カタログ、広告などに用いられている。
1851年にはティファニーのデザインによるスターリング・シルバー製品が注目を集め始める。
米国のスターリング・シルバーの規格は、ティファニーが用いた925/1000に基づいている。
その後、プラチナの規格もティファニーのそれが採用された。
宝石店としてのティファニーは、1878年に通称ティファニー・ダイヤモンドと呼ばれる
最大級のイエロー・ダイヤモンドを購入、287.42カラットもあった石を、128.54カラット、
90カット面に加工して発表したころから、その名を挙げ始める。
1886年には、ティファニー・セッティングと呼ばれるダイヤモンド・ソリティア婚約指輪を発表。
従来の石をリングに埋め込む方法を一新した、6本爪でダイヤモンドを支えるデザインは
その輝きを際立たせ、今も女性の憧れの的だ。
それから一世紀後の1999年には、これに続くオリジナル婚約指輪デザイン、ルシダが世に出た。
角を広く取った四角のミックスカットはモダンでありながらどこかノスタルジックだ。
ダイヤモンドはティファニーの顔とも言えるが、様々な色の宝石や大胆なデザインを用いた
アクセサリーも、ティファニーの得意とするところだ。
ヒトデ、リンゴ、サソリ、シェル、ビーン、ハート、涙粒などをデザインに取り入れた
エルサ・ペレッティ・コレクション、キスマークであるXやグラフィティをアレンジした
パロマ・ピカソ・シリーズ、ティファニーが世に知らしめたアイオライトやルベライトなどの
カラード・ストーンを用いた指輪など、最高の素材をいかす斬新かつ品格の高いデザインを
常に求めるティファニーならでのジュエリーの数々。
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